
綾ノ町・御陵前間の道路上の停留場ホームは歩道からはどこ行の乗り場か案内がありませんでした。そのため観光客など不慣れな人は、間違って反対方向のホームに行ってしまうことがよくありました。大道筋の停留場は広幅道路を挟んで上り下りのホームがあり、行くべきホームを間違うと改めて何度も信号待ちをしながら自分の行き先のホームに行きなおさなければなりません。ただ、昨年大阪府の補助を受けて上屋を建替えた花田口上りホームには、大阪府から常識的な案内をなすべしとの指導もあり、歩道から分かるような行先方面案内が設置されました。
花田口から1年を経て今回、残る全ホームに同じ案内板が付いたわけです。
実は、約40年前、これら停留場に雨除けが設けられて間もなく、防護壁道路側に歩道から分かるよう停留場名が表示されましたが、同時に広告もあったことから、噂では、市の屋外広告規制により消されてしまったらしい、と聞きました。これが復活したわけで、サービスが一歩前進となりました。
大阪市内の天王寺駅前と阿倍野も砦のような立派な停留場がそびえていますが、堺と同様の経過があるのか、停留場名や行先方面が線路側にはありますが歩道側へは表示がありません。かつては天王寺駅前地下道入口に「住吉大社方面」と分かりやすい案内もあったのですが。
こちらも利用者目線に立った案内表示を進めていただきたいと思います。